永遠の恋。

作者こころ




あの日あなたと見上げた空は、


どこまでも果てしなく続いていて


「永遠」という言葉が本当にあるように思えたの。


いっちょ前に薬指にリングをつけて、精一杯大きな手を握り締めていた。


だけどね、


神様は意地悪だから

あたしに永遠なんて言葉はくれなかった。


あの日のあたし達はただひたすら


先の見えない未来に希望を抱き、


不安を抱えながらも愛しあっていたね。




あなたの大きな手を

今も忘れられないよ。