刈り取る者

自分だけの彼
この話が女性に好かれる所は、普段は素っ気なく突っ張っているような彼が、実は優しく恥ずかしがり屋な一面を持っており。

そのギャップと秘密を

自分だけが知っている。

つまり、自分だけの王子様という要素が、可憐な乙女達のハートを掴むのでしょう。


今回は内容もソフトですし、読者受けのツボを付いていて良いのですが、やはり犬から狼へのシフトチェンジが気になるのと。

物語に転が無く、狼の孤高さも感じません。

例えば、ハチが何からの理由で大雨の中、外に飛び出し。

彼女には迷惑をかけまいと(無理矢理飼わせた責任を感じて)、狼が一人で探しに行く。

それならば、物語に味が出来て。狼の孤高さも、感じとれたと思いますよ。