狼の飼い慣らし方【完】

ピュアボーイ とても可愛らしいお話です。 狼の名に恥じない硬派な一面と、ほっておけない可愛い小型犬の様な一面。 それを素で使い分ける彼には誰もがノックアウト間違いなしです。 一人称で語られる、どこにでもいる平凡な女の子が主人公の物語の中、ツンデレな狼クンのキャラがキラリとトキメキを貴方の胸へ届ける事でしょう

自分だけの彼 この話が女性に好かれる所は、普段は素っ気なく突っ張っているような彼が、実は優しく恥ずかしがり屋な一面を持っており。 そのギャップと秘密を 自分だけが知っている。 つまり、自分だけの王子様という要素が、可憐な乙女達のハートを掴むのでしょう。 今回は内容もソフトですし、読者受けのツボを付いていて良いのですが、やはり犬から狼へのシフトチェンジが気になるのと。 物語に転が無く、狼の孤高さも感じません。 例えば、ハチが何からの理由で大雨の中、外に飛び出し。 彼女には迷惑をかけまいと（無理矢理飼わせた責任を感じて）、狼が一人で探しに行く。 それならば、物語に味が出来て。狼の孤高さも、感じとれたと思いますよ。

狼の笑顔 ときめきました！ 怖いと思われている彼が、動物には優しい。 そんなギャップにときめく乙女心、私も共感しました。 捨て犬を拾う事から始まる恋。 優しい気持ちになれる作品です。