お疲れ様でした。
『ねぇ、子供の時と大人な今の、
どっちが楽しい？』


僕が小学生の時でしょうか。
父親に放った言葉です。


毎晩、仕事の後には定位置で酒を飲む父親を見て、
ふ、と思ったんでしょうね。


いつか大人になる自分を憂いて、
無邪気に、そんな事を言ったんですね。


一番身近な大人に、
将来の間断無き繰り返しを感じていたんです。


少し考えて「大人になった方が楽しいぞ」
と、希望を残してくれましたけどね。


ひどく考えさせられる作品です。
恐らく殆どの人間が、一度は感じた事。
憂いた事。
それが凝縮されています。


倫子との出会いに喜びを感じました。


「東京BORDERLESS」


『間断無き～』もそうですが、
紫さんの思考は男性に近いんじゃ？
と思ったり。


本当に猟奇的と言う言葉がしっくりきますね。
実験的だなぁ、なんて思っていたら、
やはりその通りだった様で、
紫さんの創作意欲の深さを感じました。


次の作品を、紫さんを、
心から応援しております。


では。