彼女の肩には黒い月が刻まれていて
彼の肩には太陽が。
それは背徳の証でもあったけれど
あたしの目にはとても美しく見えたんだ。
†
私の友人―陽那子と月人に送ります。
誰があんたたちを壊してしまったんだろうね。
誰よりもまっすぐで
誰よりも想い合ってたあんたたちが間違っていただなんて
誰が言えたんだろうね。