春夏秋冬~恋の始まりと終わり~

作者女ッカー☆

~プロローグ~


-春…

それは、別れと出会いの季節…

そして、何もかもが、始まりで終わりに過ぎない季節…


今日は、私立高校受験の日…

彼との出会いで私の人生は、変わった。

朝7時調度。

友達の勇美と駅で待ち合わせしていた。

「おっはよ~ま~ゆ!」

「お…おはよ…どしたの勇美、今日受験なのにテンション高いね…」

「うん。だって、彼と会えるんだもん」

友達の勇美は、前から気になっている、同い年の男子がいると言っていた。

結構イケメンだとか…

「彼って言っても、話したことないんでしょ?」

「話したこと?ないよ…」

話したことないって。

勇美にしては、珍しい。

気になった人や、好きな人ができたら積極的に話すのに…

「何で話かけないの?いつもの勇美らしくないよ。」

「でしょ?あたしさぁー本気で好きになった人とかと話すの、気まずくて、無理なんだよね…」