健気に生きようとする女子高生の挫折と屈折。そしてその混沌とした闇から抜け出そうともがき苦しんで大人になって行く様子を書けたらいいなヾ(^▽^)彡
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幸香はブスだった。顔も悪けりゃスタイルも悪い16歳だった。
それでも努力すればなんとか道は開けるといつも前向きに思っていた。
一生懸命勉強したりスポーツしたりした。
人にも優しくした。だからいい人だって周りに言われた。
だからブスだってポッチャリ体型だって気にしないようにした。明るくふるまった。人に好かれる努力をした。
朝教室に入るとよく黒板に
「ブスの代表 幸香」とクラスメイトの女子に書かれたりもした。
そんな時でも幸香は笑い飛ばしていた。
だからクラスでは人気者だった。ムードメーカーだった。
あの日が来るまでわね。