この恋が禁断なんてこと、知ってる。

でも、そんな理屈だけじゃ止められない。

甘い先生に恋する、ちょっぴり切ない恋物語。

「柊・・・これやるよ」


渡された綺麗な柄のチョコレート。


「甘いもん食べると、イライラしなくなるぞ?」


「・・・イライラしてないし」


ぼそりと呟く私。


「嘘つけ、ツンデレ少女」


ニヤっと笑って私のおでこを指で弾く。


「痛っ」


おでこを抑える・・・っていうか、赤くなった顔尾を隠す。


柊 玲、17歳。


先生が好きです。