さくらのはなびら

作者ソメイヨシノ

あれから もう十年以上月日がたってしまった。家庭をお互い持ち幸せなはず なのに あの日沢山のうかれた人の中でさくらのはなびらが ちょこんと乗ったあなたのはにかんだ笑いを 今も忘れることができない。


片思いだった 高校生のあの頃


あれから 大人になって 歪んだ恋愛にのまれてく


あたしは それでもなお

あなたを想う。


大人になりきれない まだあたしは グチャグチャな小娘のまんま まるで 電車で化粧してスカートをあげて 大人ぶって無理してる、母でもあり 女でもあり あたしは一人の人間。