紫龍学園高等学科

作者夜華



忘れたいと言えたら



どんなに楽なのだろう





助けてと言えたら



どんなに楽なのだろう





俺の心は、喉はもう





そんなことすら言えないくらい



悲鳴を上げていて





その言葉を言ってしまったら



きっと壊れてしまうから





だから俺は







独りでいい