未来がないことはわかっていても、本当に好きで好きで仕方なかった。
そんな大切な恋を突然失った菜緒が、いつもの場所で出逢ったのは・・・
ぶっきらぼうで不思議な少年だった。
「大丈夫。きっと、この世界が忘れないでいてくれるから―――。」
普通の女子高生、菜緒(なお)が経験した
あまりにも切なくて温かい、奇跡のお話。