月と薬指

作者北原

大好きな冬月さんの観察に心血注ぐ秋山君。ありふれた日常。でも、その日々こそが奇跡だったと思える。明日の朝も眠りから醒める保障なんて何処にも無いのに。

そこらの男よりも男っ前な冬月さん。


黙って座ってれば綺麗なのに。


そんな冬月さんの観察に心血注ぐ秋山君。


ありふれた日常、バカみたいに楽しくて、でも同じようなことの繰り返し。



その日々こそが奇跡だったと気づいた。



幸せだったのだと気づいた。




明日の朝、目が覚めるとは限らない。


また今度、逢えるとは限らない。


なんの保障も無いのに明日は来ると信じてた。



もう二度と戻らない日々。


だから、今を生きていきたいんです。