不幸のイス 〔完結〕

作者風李

過去の卒業生が落書きした椅子。他愛も無い子供の遊びが恨みと哀しみを生み出す。そして座った者は壊れていく―――。そして幸せを憎む怪物と化す。

始まりは1年前の卒業生のほんのお遊びからはじまった。



“不幸のイスです。これに座ったもの、またその者の仲のいいものはすべて不幸になります”






そんな子供な落書きに乗って遊んだ私たちも悪かったけれど―――





そのイスに座った者は不幸になる。―――本当かもしれないな。





不幸になるってよりも“壊れる”って言った方がアレはよかったかもしれないな。




あぁ、今になってあの選択を後悔する。




【連載中です。比較的にこの作品は更新は早めです。また、グロテスクな表現などが含まれます。お気をつけ下さい。】