だって君が笑うから。

作者空海

顔がいい、セックスが上手い、ナイスバディー。彼女が抱える闇はそんな事を打ち消すくらい残酷だった。






「あたしとセックスする?」






彼女はいつもそう言って、


自分の価値を落とす。






「君はヤる事ヤってるくせに純情だね。」






彼女の言葉は分からない。








「あたしなんか消えればいいのに。」






彼女の抱える苦しみはいつも、




彼女の体より大きく、残酷なものだった。























執筆開始:2013.9.14