あたしは都市伝説

作者登カタル

痴漢被害とは、ご都合女の自作自演。活動家の男性は、この過激な発言がもとで思わぬ災難に。矛を向けるべきは何?盾は誰のために?誰でも現実に起こりうる題材です。

 女性専用車両に反対する活動家が集まっていた。


 話は、専用車は痴漢対策という一般的な認知が、じつは誤りであることに及ぶ。



 偶然、居合わせた女子高生の勝村碧と松市幸。


 ふたりの反応は、まるで違っていた……



 そこに活動家の一人、綿戸明が、かねてよりの持論を展開しはじめる。


 ついつい熱が入り過激な発言も飛び出した。


 これがもとで、思わぬ災難にみまわれるとも知らず……



 この時の出来事が、この"物語"の発端である。



 (推定読了時間15分)