モノクロの空【完】

作者待海日和

短編。コメディー3に対してシリアス7の割合、のつもり。不器用で嘘つきな2人の恋。ちょっと笑えて、ちょっと切ない、2人がしたのはきっと普通の恋。






「ねー、ゆーた。」


「何ー?」


「重い。」


「ひどい。確かに俺の珠姫への愛は重いけどさ。」


「御免。どっから突っ込めばいいかわかんないわ。」


「ボケてないから、突っ込まなくていいよ。俺の愛は重い。」


「ドヤ顔やめい。ていうかそういう精神的な話じゃなくて、物理的に重い。」


「珠姫は俺への愛が足りてないと思う。」


「わかったから、どいて。」






君は優しくて優しくて優しくて

優し過ぎて恐いくらい優しい。