本当の笑顔をなくした少年、キョウスケ。ある日、転校先の学校で一人の少女、カナハに出逢う。同じ傷を負う二人の切なくて愛しいラブ・ストーリー!
白い天井ばかり見てきた僕にとっては
空を窓越しでしか
見たことのない僕にとっては
この世界は広くて眩しいものだった。
そして、同じように
この目の前に広がる空も眩しかった。
そして、何よりも一番眩しかったのは
まだ僕の目の前にない
君の笑顔。