赤い糸で結ばれた2人。いつまでも一緒だと、心から信じていた。だけど、やっぱり運命は、残酷だ―…「わたし、強くなるよ…流輝。」「杏…」




  やっと想いが通じて




  幸せの真っ只中だと




  お互い思っていた




  これは運命なんだって












  だけど




  それが運命ならば




  その温かい手を




  離さざるを得ない事も




  運命なのかな?










  「側にいさせろ。」




  「待ってて。


  強くなるから…」









 ESCAPEE Ⅳ

  ~再び闇に迷い込んだ者~