太陽の手

作者彩希

ずっと好きだった





ずっと憧れだった





ずっと傍にいたいと思った





ずっとあなただけを好きでいたいと本気で思った





ずっとあなたに想われていたいと思った





あの頃のあたしはあなたでいっぱいでよく言えば



       「幸せ」


なひと時で悪く言えば



       「おろか」

だったのだろう。




あの日あの時あたしがあなたに出会ってなかったら

あなたがあたしに出会ってなかったら・・・・





でもそれは違う・・・




あたしたちは



いつか出会う運命だったのだ。




そうだよね・・・





先輩。