小毬汐日

ぎゅっと詰まった短編小説。
こんなに短くて、情景描写もほとんどないのに、大切なものがぎゅっと凝縮されたような小説でした。
サッカーにおけるキーパーの『逃げない』という言葉が、彼女に対する言葉と重なったりだとか、彼女を好きになったカギになっていたりだとか、とにかく色々なものと繋がっているところが、おそらく文章量以上の厚みを読者に与えているからだろうなぁ、と思います。
逆にこういう伏線がなければ、ぐだぐだ書いてもただの饒舌にしかならないんだなぁ、とちょっぴりセンチメンタルに落ち込んでみる。そんな秋の昼下がり。

これが始めてって……ちょっとすごくないですか?(笑)
これからも頑張って下さいね!(^O^)/☆