ピンクと青い爪

作者かにたろう

ピンク好きで無口な男子、立花。普通の男子高校生羽柴は、クラスで浮いている彼と仲良くしようとするが、立花は普通の男子高校生ではなかった。

普通とはなんだろう。



自分は普通の人間だと思っていたが、普通でないと言われる人間と関わるようになって、普通とはなんだと初めて考えた。




そんな自分の足の爪には青いマニキュアが塗ってある。


深い青に銀の細かいラメで、夜空をイメージしている。




きっと、端から見れば、こんな爪をしている自分は男として普通ではないのだろう。





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