愛したあなたを、
私は思い出せない。


あの人はいつもの場所に立っていた


いつもの場所に

いつもの様に立っていた



見たこともない、だけどもすっかり見慣れたこの場所を

もう何度夢で見ただろう




どこかふわふわしていて

どこか暖かくて


どこか寂しい




そんなところに




あなたは立っている