ふたりの恋は終わらない

作者陽坂ういな

ある日、美幸さんは言いました。「離婚しよっか」






「そういうの無理、本当」


氷のような態度で拒否されても



「もう私たちは他人だからね?」


どれだけ頑強なラインを引かれても



「ん……、抱いてよ」


何度彼女の矛盾点を垣間見ても



どうしたって僕は彼女が好きなんです





― ふたりの恋は終わらない ―


きっとこれは、運命だから。






「美幸さんってツンデレ……」


「死んで。今すぐ」