彼女が僕を好きな理由

作者未来

一流のミュージシャンを目指す若者と謎の少女の物語

西暦206x年

僕の名前は龍平。東京在住の16才。地元ではちょっと有名なストリートライブのシンガー。

各音楽会社からもやっと注目されかけてたときだった・・・・。

しかし・・・。

毎年のように異常気象により起こる大津波。

今年は東京を直撃した・・・。

辺りは悲惨な状況だった。

周りにいた人々をボートに乗せ出発しようとしたとき、隣に少女が。

慌てた僕は思わず右手でボートのロープを掴んだ。

ボートは止まり少女は無事乗ることができたが、その際にロープが僕の右手の指に食い込み・・・。

その後僕は二度とギターを弾くことはおろか右手が動くことはなかった・・・。

そしてぼくはミュージシャンの道を諦めようとその地を離れた・・・。

5年後。

僕は札幌にいた。

音楽からは離れられなかったのか楽器店で働いていた。

そんな僕のお話です。 .