ぶらり

ファンになっちゃった
デビュー作はファンになるかどうかを判断する上で非常に重要なポイントになると思います。
この作品を読んでたちまちファンになってしまった。

ストーリー的にはケータイ小説の王道とも言うべき“恋愛もの”
恋愛小説は世の中にはごまんとあるのでどれも似たり寄ったりと思いがち
だけどこの「限定商品」は普通とは違うと感じるでしょう

主人公の二人の軽妙なトークが何よりも売り
恋愛系だけどお笑い系でもあるところが
ケータイ小説を毛嫌いしている人でもハードルは低めじゃなかろうか
さらに沖縄観光の要素も含まれていて楽しい。
クライマックス間際にはお色気もちょっとだけ含まれていて押さえるべきポイントは外していない。
そして最後には感動が待っている
(それは読んでのお楽しみ)

デビュー作が一番面白く以後の作品はそれほど・・・っていう例もありがち
でもBontaさんはこの作品は単なる通過点であって次作以降も面白い小説が読めると思う。
そう信じたいと思わせてくれる作家さんな気がする。