Dream boat~夢の中へ~

作者椎名愛純

幽霊になった結菜を、恋人の雅人だけは見えた。
死の真実に近づくうちに、お互い大切な想いを取り戻す。
しかし気づいたときにはもう遅すぎて…。

冬、17歳を目前に結菜は死んだ。


自覚がないまま幽霊となった結菜は、何故か自分が見える恋人の雅人と共に、自分が亡くなった理由を探し始める。


それぞれの家族と問題に向き合い、記憶を手繰り寄せていくうち、二人はお互いを想う気持ちを深めていく。



「なんで早く気づかなかったんだろう…生きているうちに…もっと触れ合いたかった…」



蘇る記憶と、近づいてくる天上の世界。



最後の記憶を取り戻したとき、二人は…。