主人公の三崎椎奈に次々と襲いかかる悲劇。そんな時支えになったのは、「オレ、ぜってえ守るから」・・・そう宣言した、同級生の小町志筑だった。

錆びた鎖は


それでも切れることはなく・・・


儚く


風に揺られて


冷たさを帯びる・・・


あの頃の・・・


私のように―・・・


あの頃の私は、


まだまだ弱くて。


いじめられても


なかなか解決できなかった。


そんな私の肩を支えてくれたのは

紛れもない貴方だったよね。


私の心を支えてくれたのも

紛れもない貴方だったよね。


ずっと憶えてるんだよ?


ずっとずっと

消えることは無いんだよ?


だから・・・


私の中の「鎖」は


いつまでも錆びたままで


いつまでも儚くて


いつまでも見守っている


それが・・・


私の中にある


小さな小さな、

貴方との


深い深い

「キズナ」―


ねえ・・・


貴方には・・・


私と同じ


「鎖」


今でもありますか?


あるのなら・・・


いつかきっと


また会えるよね?


また笑えるよね?


また泣けるよね?


一緒に、いられるよね・・?