息を止めてみた。苦しくて、死にそうになるくらいに。そしてその感情は彼の笑顔を見ている時と同じだった。
息を止めてみた。
死ねるかと思って。
だけど、苦しくなってすぐに冷たい空気を吸い込んだ。
そこで自分が生きていることに気付かされた。
そしてそれは、彼の笑顔を見ている時と似た感情だった。
―感情線―
08.1022 end