じわじわと迫る感情は、静かな水面に広がる波紋のようで。
何故、愛してはいけないの?
何故、この想いを告げることができないの?
咲き始めた想いの花。
血の繋がっている僕らの、禁断の愛の囁き。
―――愛してる。
心を戒める鎖が絡まり合うばかりで。
貴方はどこまでも遠い存在。
叶うことのない想いの花は、ただ孤独に咲き続ける。