障害を背負って生きる大変さ、それを支える家族の辛さ、友人の苦労。でも、そこにはちゃんと愛があります。
その子に関わってはならないと、
本能が叫んでいた。
それでも
手をとって歩みたいと願ったのは
同情でも、罪滅ぼしでもない。
――彼女は、
『アスペルガー症候群』だった。