カムパネルラ
『 Line－夢の中の絆－ 』
「Line－夢の中の絆－」拝読しました。
「Line」シリーズの続編、ということで相変わらず「空様あああ！」と歓喜している私ではありますが、今回は他のキャラクターにも注目しながら読み進めました。
「あんなんになってでも、親父は親父だから。助けたいんだ。守りたいんだ」という言葉に篭められている意味。そして今まで、過去に起こった出来事が脳裏を過ぎりました。
聖夜は、他の人より精神力があって「強く」見えますし、作中でもそう言われていましたが。それとは正反対に、心理描写では悩み、考え、頭の中がこんがらがったり。キャラクター、皆が葛藤していました。
「俺」の胸ぐらを掴むも怒らなかった「隊長」に対して（怒ってくださいよ）という言葉で終わり。「守りたい」と「守る」の違いを突きつけられたような気がして、胸が痛いです。
今までのシリーズとは違って、一言で言うなら「シリアス」！そして流血も多かったように思います。
どうか彼らに幸せが訪れますようにと、ただただ祈るばかりです。