30歳になる拓巳は、キラキラ輝くイルミネーションの街を1人さまよっていた。職も愛もプライドも失い、彼はまるで抜け殻だった。しかしそんな彼の前に現れた1人の少女、美沙緒。
「オジサン、あたしを愛してくれない?」
彼女のヒョンな一言から始まる2人の関係。彼は売春を求めるような彼女の言葉を遮ってイルミネーションの下を彼女の手を握り歩き始める。光り輝く街の中で出逢った中年男と女子高生の物語。