それでも君の傍に居たかった。

作者櫻葉杏子

君しか見えない。



ホントだよ?



こういうの。

友情じゃないなって気付くのに結構時間かかった。


普段から一緒にいて

なんかぎこちなくて。


それもきっと自分が対人関係が苦手なんだと思ってた




恋だなんて


愛だなんて




現状を飲み込むには

何かを壊さなきゃならなくて。



君を手に入れる為には

何かを手放さなきゃならなくて。






今、君が俺の隣にいること



俺は歯痒い気持ちだよ



嬉しくて…もどかしくて。



隣ではしゃぐその姿。



瞳の奥に焼き付けた。