真っ白いキャンバスに色を載せる。
あの時はまだ、一緒に絵を描いていた。
でも。
いつでも。
全く同じものを見ていたのに。
全く同じものを描いていたのに。
最後に残されたパレットは、驚くほど”違うモノ”。
だから俺は、あの瞳と同じ世界を描き続けた。
それが、今の俺に出来る事。