あの夏、僕等は輝いていた

作者優衣華





梅雨明けの快晴と共にやってきた、

すごくカッコよくて誰もが憧れる、

完璧すぎて恨みたくなってしまう、

あなた。







元気で常にテンションが高くて、

明るいムードメーカー的存在で、

でもどこか陰が付きまとってる、

君。







私達の性格は正反対だったのにね。

俺は普通の奴で、君は不良だった。

考え方も、家柄も、何もかも違う。

つるんでる仲間も、普段の生活も。







なのに、私達はお互い、

なくてはならない存在になっていたんだ。






不思議だよね。

信じられない。








人生って、

まぢで何があるか分からない。








だから、おもしろいんでしょ?