ラリコ
良作
主人公の心情はとてもよく表されています。視点が固定されていたのがよかったですね。
ですが心情に重きを置いている分、彼氏の「死」を扱うシーンがあっさり書かれていたのが大変残念です。読者としても死が把握しづらい状況でした。自責の念から立ち直るまでのいきさつも省かれており、後半は違和感を拭えませんでした。
あと助詞や副詞の扱いがおかしいところがいくつか。話し言葉としては成立する言い回しでも文章にすると「あれ?」となる場合があります。
そしてもう一つ。改行の効果的な使い方をもう少し向上させてほしいと感じました。
以上の理由から上記の評価をつけさせていただきます。