sal
感動
とはいきませんね
感動させるのは非常に難しいものですから
ただ純粋に「物語」として評価すると実に完成度が低く、おざなりな印象しか受けませんでした。全体を通してストーリーとしての一貫し単に突発的な出来事を織り交ぜているに過ぎず、場面の必然性というものが見られません、何よりその出来事が不自然すぎます。
何らかのアクションを描く以上、そこに作品に対する明確な意味を含ませるべきではないでしょうか。本作を見る限り単純にその場凌ぎのものでしかなく、ただただインパクトのあるシーンを作り出したいだけに過ぎません。だからこそ全体的な統一性が作品に含まれておらず、ストーリーの一貫性が見られないのでしょう。
いずれにしても作品全般をよく見つめなおした上で、正確なプロット構築されることです。いってみれば本作はきちんとした設計図がないまま、その場の雰囲気だけで組み上げられた建物といえます。表面上はなんとか建造物として認識できても、とても人が住めるものとはいえません。もっと全体をきちんと把握されることをお勧めして、所見のまとめとさせていただきます。