☆医学科面接物語

作者ぎん

落ちこぼれと言われ続けてきたある浪人生の、医学科面接にまつわる物語。生意気ではありますが、どうか将来医師を目指す方に一度は見て欲しいと思っています。

 これから書いてゆく文章は2002年2月26日の医学部面接試験での出来事です。医学科面接を受けた経験を、その時思った事を織り交ぜながら綴ったものです。


 医師になることを理想や憧れではなく、現実の話として初めて意識した瞬間だったと思います。すさまじい矛盾があり、理想を言いたくて、でもどうすればいいのかわからなくて、涙がとまらなかった。医学から薬学に志望を変えるいくつかのきっかけの、その一つになった出来事でした。


 小さい頃から勉強をしてきたわけではないし、昔は体も弱く、はっきり言って落ちこぼれと言われ続けてきたある浪人生の、そんな凡人から見たある医学科面接にまつわる物語です。生意気ではありますが、どうか将来医師を目指す方に一度は見て欲しいと思っています。なにか得るものがあれば、幸いです。