追憶〔上〕/永音
古風な告白まだ連載の途中なので、更なる期待を残して、あえて★を四つにしました。愛し合ってはならない二人、と冒頭にあったので、殺人事件の加害者側・被害者側であることが容易に予想でき、少し残念でした。 音八という少年の魅力はとても大きく、最後まで読みたいと思わせます。彼のキャラクターは、芸術家の繊細さと十字架を背負った魂の切なさを体現し、作者の人物表現の巧みさを、感じさせます。楽譜裏の古風な告白の言葉が、胸に染みてきます。最後まで、書き上げてくだい。