えみちゃん、またね。【完】

作者永音

「えみちゃん、またね。」―お決まりの台詞が、今日も青空に響いてる。




「楽になれるかな……」



命を絶とうと思って向かった

大学病院の屋上。




「何しているの?」



フェンスをよじ登ろうと

している私に

君はそう言いました。



その時の君の顔は

君が背負っているものの重さを

物語ってはいなかったよ……。





今でも君のあの言葉が

蘇ってきます。





「えみちゃん、またね。」


*短編作品。

*作品に関しての批判、中傷は

お断りします。

*公開..1月10日~

*完結..4月4日

*改行、心理・情景描写等を現在修正中です。