鋼雅 暁

怖い。けど、面白い。
情景が描写されていながらも、読者の想像に任せるところがあり、それがうまく絡み合って、ビクッとしたり、ドキッとしたり、納得したりします。
それがまた、怖くもあり、面白くもあり……。
さらに、一夜、一夜、静かに綴られていくのが、また怖い……。

「狂気」とは、人の心の隙間から、突然ひょっこりと顔をだす、そんなものかもしれない、と思ったり。