キーンコーンカーンコーン~…。
1限目の授業が、始まるチャイム。
僕は、保健室のベッドで、退屈しのぎに、いつも持ち歩いているマンガを読んでいる。
まぁ、いつものことだが…。
保健室のベッドは、二つあり、僕はいつも窓側の右端のベッドで、退屈しのぎなんかしている。
ところが、保健室に入った途端…。
僕が、いつも使っているベッドのカーテンが、閉まっている。
誰か、具合でも悪いのか?
まあ、仕方ないか。隣のベッドで我慢しよう。
僕は、隣のベッドでマンガを読み始めた。
すると、あのベッドから声が聞こえた。
「あんたも、不登校?ってゆーか…仲間?」
「仲間…?」
僕と君が…仲間。