輝けるモノ

作者果那

「美音」それがアタシの名前。こんな名前なんて、大嫌い。だから、アタシはこの名前を捨てようとした。でも、そのとき貴方が救ってくれたんだ・・・


「美音」


これはアタシの名前。

美しい音を奏でられるようにってお父さんとお母さんがつけてくれた、アタシの大切な大切な名前・・・

だけど、


その大切な名前をアタシは一度、

捨てようとした。



そのとき貴方はアタシを救ってくれたんだ・・・





「麗音」


これは俺の名前。

先祖代々伝わってる名前で、100年に一度この名前が付けられるらしい。

でも、俺はこんな名前を授かりたくなんかなかった。

なぜなら、


この名前で俺は、




運命を

決められてしまうから



そのとき、アイツが助けてくれたんだ。