天使は黒い瞳に堕ちてゆく

作者りのん

天使の愛はヴァンパイアの和樹と汚れた契約を結ぶ。そこから、禁断の恋が始まる…

「あっ…」



私の首元に近づく牙。



ドクン。




「震えてんの?」


「…うるさい」


あなたはクスリと笑って、首に牙をつきたてた。



「ハァ…ハァ…」



荒くなる息、遠のく意識。




あぁ、私はまた




堕ちてゆくんだ…。