私は風を好きになってしまった――。主人公優音の恋愛物語。君の不器用な優しさにだんだん引かれていく。
**************
藤咲 優音
(ふじさき ゆうね)
彼女は
死のうと考えてた
ある時引かれるように
彼女の足は
競技場に向かった。
そこで見たものは――――。
風が強く私の前を通る。