第15話「三年目のプロポーズ」

作者シロー

いつもの時間のいつもの電車、同じ車輛に彼もいた。名前も会社も知らない彼。その彼が突然、会社に現れた。

毎朝の通勤電車、同じ時間の同じ車輛、同じ位置に乗る二人。視線は交わしても、話をしたことはなかった。その彼が私の会社に・・・。