君の声が聞こえない

作者あみ

性別に悩む少女と、障害に悩む少女。死にたいと願う少年と、生きたいと願う少年。四人の出会いがそれぞれの運命を変えていく。


『何したいんだろう。』


『何で生きてるんだろう。』


『こんなに【  】を必要としたことなんてない。』



四人が出会ったのは必然。


ありきたりな言葉を使ったけど、この言葉以外言い表せないよ。


側にいるだけで心が落ち着いた。

何も必要ないと思った。

何でもできると感じた。


四人の間にはなんの障害もないと思った。



そう、思えたのに。



終わりがくるのは、いつも突然だ。