甘酸っぱい恋

作者龍葵

私は先生が好き。
届かなくても、いい。

でも、
もしも、願いが叶うなら。最期くらいは、あなたの側で眠りたい。


『先生?』


「ん?」


『大好き、だよ?』


「フッ…知ってるよ。」



貴方は

手を伸ばしても

届かない人


たとえるならば

空のような

広くて深い人。



『もしも、一つだけ…

願い、が叶う、なら。』



最後でいいから

ねぇ、神様

最期くらいは

あの人の側で眠らせて。