だいすき、だよ。

作者ミア

高2の夏に出会ったカズト。彼の優しさも、彼のぬくもりも、ずっとそばにあると思っていたのに・・・。どうして恋ってこんなに苦しいの?

短い髪も。



鼻が高い横顔も。



あの、香水の香りも。



わたしを見つめる優しい瞳も。



「ずっといっしょにいよう」って言ってくれた、

あなたの声も。





全部、全部。





だいすき、だよ。





ねえ、もうこの気持ちはあなたに届かないの?





でも、わたしはいまも、

カズくんのことだけ。





だいすき、だよ。