ある、雪の降る夜、少女は月を見上げ涙を流していた。



その姿は、誰が見ても美しいものだった。



ただ、少女が纏(まと)う空気はどことなく寂しげであった。



それでもって、近寄りがたい空気でもあった…







「お前には、かんけぇねぇ」

全国NO,2白龍♂総長

安達 龍 (アダチリュウ)



「あたしに、関わるな」

闇を抱え、人を信じられない♀

蓮条 椿 (レンジョウツバキ)